吊るし雛展・五節句の戯れ (1) 縦画像 (2 ) 横画像 ↓ 2012.9.8 = Home =



「グランドマザー百人展 五節句の戯れ」」は、三渓園旧燈明寺本堂で開催されています。
主催する「ちりめん細工ひなたぼっこ紅絹(もみ)の会よこはま」は、横浜市中区在住の大竹さん
(80歳)が横浜市内9ヶ所で実施している吊し雛教室。今回の展覧会では、同教室の生徒で、
60歳代~80歳代のおばあちゃん達を中心に100人の作品が展示されています。


端午や七夕、重陽など、日本の四季にねずいた「五節句」をつる吊るし雛で表現する
テーマ別に、それぞれの季節に合わせた「吊るし雛」百本が展示されています。

今回は、五節句として年数をかけて一人一人が月に一度のお稽古で、一針一針、子・孫・
曾孫の成長に思いを込めて作った作品が展示されています。作品は、見せるもの、見て
いただくものとして、見えない部分にも心を込めて完成させているものです。

◇五節句について
人日じんじつ(正月7日)、上巳じょうし(3月3日)、端午たんご(5月5日)、七夕たなばた(7月7日)、
重陽ちょうよう(9月9日)の5日は五節句と呼ばれ、季節の歳時として現代でも親しまれています。
五節句は古来、公家や武家の間で定められた式日で、近代になって民間行事として行われる
ようになりました。もともとは中国から伝わってきたものです。
古来中国では奇数は陽数といわれ、さらに月と日の数が重なる日はめでたいとされてきました。
そこに日本古来の季節の節目の年中行事が重ね合わされ、五節句として日本の文化になりました。
四季の移り変わりを日々の暮らしに重ねつつ、家族の幸福や健康を祈る行事です。
                       - パンフレットより -

三 渓 園   ★吊るし雛展